失敗には大きな価値がある ■自分のアタマで考えよう レビュー■

ブックレビュー

本を読んでいると

「この人は何て考えが深いんだ!」

と驚くことがある。僕も人より考えることが多い方だと思うが、どちらかというと、考えるというより、悩んでいると表現した方が正確な気がする。

そんな考え方がすごいと思うブロガーのちきりんさんが書いた「自分のアタマで考えよう」は、めちゃくちゃ面白く、考えるとはこういうことなのか!と目からウロコが落ちた。

考えるというより、何か問題が起きたとき

「あー、どうしたらいいんだ。何でこんな風になってしまったんだ・・・」

となりがちな人は、ぜひ読んでほしいと思う。

★★★

自分のアタマで考えよう まとめ

・知識は自分のアタマで考えることの妨げになることがある

・一部の知識は過去において「他の人」が考えたものであり、間違っている可能性がある

・考えるときは知識を否定するのではなく、いったん思考の外に置く

・考えることは、インプットをアウトプットに変換すること。得られた情報を思考というフィルターを通して、自分の結論を出すこと

・ただ本を読むだけでは、考えたことにならない

・判断基準が多すぎると全てを満たしたくなるので、結局決められない

・判断基準の優先順位をつける

・仕事選びがうまくいくかどうかは、自分にとって大事な価値観を見つけられたか?がポイントになる

・自分の大事な価値観を見つけるのは難しいが、最初の就職に失敗した人ほど、見つけやすい

・リスクが低い学生のうちに色々なアルバイトを経験し、自分にどんな仕事が合うか、それとも合わないかを早めに知っておく

★★★

やはりちきりんさんの本は面白い。「自分のアタマで考える」という、難しいテーマをわかりやすい言葉で説明してくれている。

特に印象的だったのが以下の2点。

・判断基準が多すぎると、決められない

・自分の大事な価値観を知ることが、仕事選びのカギになる

まず、判断基準が多すぎると決められない件。フリーターの仕事選びにおいてもこれは大いに当てはまると思っている。

・人並みの月収

・自分のやりたいと思うことができる

・福利厚生が整っている、中〜大企業

・未経験でも可。学歴、職歴不問

全部叶えば理想的だが、この条件を満たす会社や仕事は、おそらく存在しないと思う。

そして何よりも

「探しているんだけど、いい仕事が見つからなくて」

という、フリーターをマズイと思っていながら、行動しない理由に使われてしまうことが怖い。結果、ズルズルと非正規で仕事を続けてしまう原因の1つにもなっている。

それを防ぐには自分の大切な価値観、どんなことが自分にとって大事なのかを明らかにして、それに優先順位を付ける。大事なこと以外はばっさり切り捨てる。そういった発想の転換が必要になる。

ちきりんさんは就職に失敗したときに一番わかると言っていたが、僕個人の経験から考えると

「やっぱり自分はダメなんだ・・・」

と自分を責める方向に思考が向かうと、うまく学べないと思っている。

バイトでも同じで、なぜ合わなかったのかを自分のアタマで考えないと、自分の大切な価値観は見えてこない。

自分の失敗した過去の経験から学ぶことは大きな価値がある。自分を責めるのではなく、価値ある学びに繋げたい。

仕事に悩んでいる人は、就活について書かれたところを実際に読んでもらいたいと思う。

 

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